第1日目 馬返し−新道−不動平−岩手山山頂(往復)

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行程

地名到達時刻所要時間
馬返し06時16分
新道四合目07時28分72分1時間12分
不動平08時47分79分1時間19分
岩手山山頂09時18分31分31分
馬返し13時12分234分3時間54分
一日の歩行時間
6時間56分
日付:2009/10/10

山行記

四合目までの道

登山口の馬返しは大きな駐車場があり、小綺麗なキャンプ場が併設されています。岩手山登山の主要な基地の一つのようです。
登山シーズンの混雑が忍ばれますが、この日は人の気配はなく、静かなものでした。
キャンプ場の水道で給水を済ませて、登りにかかります。登山口には沢山の看板やら案内板が立っていてまず見落とすことのないものです。

ここの登山道案内図によれば、馬返しの登山口は一合目に当たるそうです。大抵の山の登山道は、富士山の富士宮口の様に、五合目などの途中から登り始めるのですが、岩手山は違うようです。

登り初めは落葉広葉樹の森で、急斜面にジグザグに切られた道を登ります。
山麓の紅葉はまだ先の様で、樹木の葉はまだ青い色をしていました。
時々、樹木は途切れると、岩手山の上の方の色づいた稜線が見えます。
30分も登ると、色づいた楓の葉が見られる様になりました。

道が新道と旧道に分かれていて、登りは新道の方を取ります。山の斜面は急ですが、道は斜面にジグザグに切られているので、それほどの厳しさはありません。
四合目まで登ると、樹木の葉は落ちている方が多くなり、紅葉は終わりの季節でした。
葉が落ちているので、山麓や北上川に沿って南北に広がる盆地が見えます。

雲高1000mほどの雲が漂ってきて、下界を隠そうとしますが、切れ間からしばらくの間は、下界の様子がうかがえました。岩手山には雲がかかる様子は、まだありません。

不動平までの道

七合目からハイマツと低木帯となります。視界が広やかで、青空に白い月が見えます。それにしても標高2000mよりも低い七合目辺りでハイマツが見られるのは、北東北の山らしくてよいです。
足下の泥の道には霜柱が立っています。

ジグザクの道を上って行くと、突然と言っていいくらいに岩手山の頂が右手に現れます。
山頂は、うっすらと白い雪が着いていました。

山頂の下の不動平は大きな山小屋が建っています。日帰りでも物足りないほどの低い山の岩手山に、宿泊できる山小屋があるというのも面白い気がします。夕方に登って、翌早朝にご来光を眺めるのには、よい位置にあります。
山小屋の前には御成清水と名付けられた水場がありました。
おいしい水です。この季節に冷たい水はあまりありがたく感じませんが、夏場、晴れた日に飲んでみたいものです。

不動平は岩手山と鬼ヶ城のあいだに広がる鞍部です。

岩手山の山頂

山頂を巻くように歩き不動平を過ぎます。
不動平の先に分岐があり、斜めに山頂に向かって伸びる登山道があります。
地面は砂礫と岩で歩きにくいです。この辺りの道の周りも、人の腰ほどの高さの灌木とハイマツとに覆われています。振り返ると、不動平の先に、岩がごつごつしている火山壁の名残をとどめる鬼ヶ城が見られます。

数日前の台風の跡か、あちこちに雪の吹きだまりが出来ていました。
山頂の外輪山が近づいてくると、登山道も所々で雪の覆われていて、くるぶしくらいの深さの雪を踏で登ります。

外輪山は一周できる道が設けられています。時計回りに歩き始めると、すぐに最高地点でした。
頂の小さな祠と岩は氷に覆われていて、もうすぐ冬が来ることを教えてくれました。
最高地点の東に外輪山の中から盛り上がった火口丘が見えます。
空は青く、火山性の黒い山肌と、雪の白と、三つの色のコントラストが美しいです。

山頂まで晴れの天候でしたが、岩手山の東側から南側にかけては雲海が広がり視界はありません。遠くに一点だけ孤峰が見えましたが、方角と距離と姿から鳥海山と思います。

北と西は澄み渡った空気で遠くまで見ることが出来ました。
岩手山の西側から八幡平まで縦走路があると聞いていたので、目をこらしてその道が通っている稜線を見たりしていました。
山頂の気温は低くほぼ零度。風も強くなってきました。

下山

外輪山を一周して不動平に降りると、そこはこれから岩手山の頂きに登ろうとする登山者で一杯でした。

以後、新道を下ると団体の登山者達と多数すれ違うためにペースが上がらないので、旧道へと道を変えました。
旧道は一直線の登り勾配です。下る時には膝頭ががくんがくんとするほどの岩だらけの道でした。

さすがに旧道は登山者は新道ほど居ませんでしたが、ちらほらとすれ違います。
休日の岩手山に登ると、この山の人気の高さが分かります。

下山後、後を振り返ると岩手山の頂は雲の中に有り見えませんでした。
この後、八幡平へ向かう途中から岩手山が見えるのですが、頂だけはいつも雲に隠れていました。晴天の岩手山に登りながらついにその秀麗な山容の全貌を見ることは出来ませんでした。

地図

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