第1日目 富士宮口−宝永山−御殿場口登山道−御鉢巡り−富士宮口

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行程

地名到達時刻所要時間
富士宮口06時30分
宝永山07時58分88分1時間28分
浅間神社11時56分238分3時間58分
剣ヶ峰12時26分30分30分
浅間神社(御鉢巡り)13時58分92分1時間32分
富士宮口17時33分215分3時間35分
一日の歩行時間
11時間3分
日付:2009/09/14

山行記

宝永山

早朝、登山の準備をしていると、回りの登山者が皆、防寒着を着ているのに比べてわたしだけが半袖姿なのが浮いて見えました。標高2400mの登山口なので早朝の気温は低いだろうと思っていたのですが、吐く息が白くならないので、思っていたよりも気温は高いと判断して、半袖で登ることにしました。

この日の天気予報は晴れ、登る予定の富士宮口登山道は南面しているので太陽の日射しがまともに当たります。等高線が密なので急斜面が予想され、登山を開始後早々に体温が上昇して来ることが予想されました。これらの条件から半袖で十分と予想を立てましたが、見事に当たりました。入山早々こそ肌寒かったですが、宝永山に着いた時には半袖でも寒さは全く感じません。

登りに予定をしていた富士宮口登山道の入口に通行止めの標識が立っていたので、宝永山を経由して御殿場口登山道から山頂を目指すことにしました。
宝永の噴火口は驚くほど大きく、山麓から見た宝永山のコブのような姿からは想像も出来ませんでした。宝永山はこれが山と言うほどあっけないほどで、富士山の一突起と言うものでした。

御殿場口登山道

宝永山の前後の登山道は砂礫道の急な登坂路で、一歩60cmを進むと、砂礫で滑って10cmから時には30cmも下がるという歩きづらさです。足の裏の特に土踏まずとふくらはぎに疲労が蓄積してくるのが分かります。山頂までこの砂礫道が続かないことを祈りながら一歩一歩登りました。

富士山の登山図を得るために国土地理院の1/25000の地図を印刷したのですが、見たところ道が1つではなく、ヘビがのたうつような道が複数描かれていて、どれが正規の登山道なのか地図では判断が付きかねました。
この複数の道の正体は車道でした。偶然ですが山頂から山麓へと下って行く運搬車を見かけたので分かりました。注意をしてみると、車道にショベルカーが止まっていたりしていました。世界一登山者の多い山と言われているので、運搬車で物品の輸送を行ったりしているのでしょう。
今まで、幾つかの山に登ってきましたが、山頂まで車道が延びている山というのは珍しいです。

剣ヶ峰

日本の最高所、富士山の頂の剣ヶ峰に着き、そこが旧測候所だったことに驚きました。
山頂を表す標識の側には巨大な建物が建てられています。甚だしく美観を損ねるのですが、これはやむを得ないことでしょう。2004年まで有人の測候所だったそうですが、わたしは子供の頃から天気予報で「富士山測候所の観測レーダーの雨雲の動き」を見慣れてきました。この建物からの映像だと思うと、ちょっとした感慨があります。

剣ヶ峰に着いたのは午後12半、わたしの予定では5時間で着く予定でしたので11時半には着いていなければならないのですが、宝永山を経由した分だけ遅れたようです。
時間的には余裕があるのに変わりは無いので、山頂の噴火口を一周することにしました。

御鉢巡り

噴火口と歩いている外輪の標高差は約200mあります。深く大きな噴火口は火山活動こそしていませんが、圧倒的な迫力があります。火山の火口でこれほど感動をしたのは、初めて阿蘇の外輪山を越えた時に眼下に広がった阿蘇の盆地、噴煙を上げる雌阿寒岳以来です。
うかつだったのは外輪山を一周するとどの程度の時間がかかるかを計算せずに歩き始めたこと。まさか2時間以上もかかるとは思いませんでしたが、2時間をかけた価値は十分すぎるほどにありました。

下山は浅間神社の鳥居をくぐってそのまま通なりに下ります。
途中でイワヒバリを間近に見かけ、じっとしていると手の届くところにまでよってくれました。それでもわたしのカメラのレンズではアップで撮ることが出来ません。望遠レンズを付けていないデジイチの悔しさをこのときほど味わったことはありません。

程なく雲がかかり始め、やがて濃くなり歩く道は左右に貼られているロープと点々と岩に書かれている矢印などのマーカーが無ければ分からない時も出てきました。霧に包まれて道を迷い遭難、という話を良く耳にしますが人のあまり通らない登山道なら簡単に道に迷うことをこのとき理解しました。

下山

下山は通行止めの標識のある富士宮口でした。
下る側の入口には通行止めを表すものは何もありません。もっともそのおかげで宝永山と噴火口を見ることが出来たので、運が良かったと思います。
登り5時間、降り3時間の登山の予定でしたが、宝永山を経由したり、山頂を一周したりと思いの外時間をかけてしましましたが、そのおかげで充実した登山となりました。
下山後、着替えを終えると日が暮れて辺りは暗くなって行きました。

地図

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