第1日目 丹波大菩薩道-大菩薩峠-湯ノ沢峠

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行程

地名到達時刻所要時間
丹波登山口05時59分
大菩薩峠11時30分331分5時間31分
大菩薩峠(休憩)11時49分19分19分
湯ノ沢峠避難小屋16時12分263分4時間23分
一日の歩行時間
10時間13分
日付:2013/10/13

山行記

丹波大菩薩道

この道を以前に通ったときは、途中で日が暮れた上に土砂降りに合ったので、道そのものの印象が殆ど残っていなかった。

丹波山村の中心の丹波から丹波川に架かる歩道橋を対岸に渡り、しばらく北に歩くとT字路が現れる、大菩薩峠へと書かれた標識は小さいので見落としやすい。
T字路を曲がり林道の行止箇所から登山道が始まるが、藤ダワまでは遊歩道の作りとなっていた。ミミズと書かれたパッケージが落ちていたので渓流釣りが出来る沢らしい。

丹波から登ってくる三筋の道が藤ダワで合流をして大菩薩峠へと通じている。
明治時代に青梅街道が丹波川沿いに付け替えられるまでは、丹波から大菩薩峠を超える道が青梅街道だったのだが、この尾根道がその古街道をトレースしているのかは分からない。
大菩薩峠は標高が1900mもあるので徒歩で行き交うのには大変な難所だが、甲州街道よりも歩きやすい道として、かなりの交通量があったらしい。理由はいくつかあるが、その一つが甲州街道は三つの峠越え、すなわち小仏峠、犬目峠、笹子峠を越えなければならないのに比べて、青梅街道は大菩薩峠一つを超えれば済むと言うことがあったらしい。現代の甲州街道は小仏峠と犬目峠は通らず、笹子峠はトンネルを通るので実感が出来ないが、旧甲州街道の峠の標高を見てみると、小仏峠が548m、犬目峠は約500m、笹子峠は1000m。三つの峠の標高の累積は2000mを優に超えるので、上り下りに要する体力と時間は大菩薩峠よりも多くなるだろう。

丹波大菩薩道の樹相は、植栽された杉と檜の針葉樹林と、一度皆伐を受けた後に自然に生育したらしいブナやミズナラなどを中心とした広葉樹林が斑の様に散らばっている。広葉樹林は葉が茂っていても日差しが差し込んでくるので明るい雰囲気だが、植栽林の針葉樹林は木と木の間隔を意図的に小さくしているので日差しが差し込まず薄暗い。

眺望はほとんどない道だが、十字路(山と高原の地図では追分)、四辻(山と高原の地図ではノーメダワ)の箇所では意図的に樹木が切り払われている様で、雲取山の方角に眺望が得られる。

丹波大菩薩道は長い道なので利用者は殆ど居ないと思っていたが、三連休二日目と合ってぽつんぽつんと数名のグループが降りてくるのにすれ違う。降りてくる時刻から行って、上日川峠などから登ってから下るのでは無く、大菩薩峠の介山荘などの宿泊施設に泊まっていた登山者の様だ。

大菩薩峠

大菩薩峠は人でごった返していた。
これまで数度、大菩薩峠を歩いたが、いずれも雨天だったので人を殆ど見かけなかった。晴れるとこれほどの人が登ってくるのかと驚いた。

見かける人の殆どは、登山はおろかハイキングの格好ですら無く、普段着のママだ。足元だけ、取れキングシューズらしいものを履いている。狭い峠の空間に100名は前後の人数が詰めかけているので大変な喧噪だ。写真を撮るのにも怒鳴り合ったりして険悪な雰囲気がある。
小学校に上がるか上がらないかという小さな子供が多いのに目についた。

湯ノ沢峠までの道

大菩薩峠の南の熊沢山を越えると、もう歩く人は疎らにしか見られない。殆どの人は上日川峠と大菩薩峠、大菩薩嶺を三角形を描いて歩いているからだ。

大菩薩連嶺から見る南アルプスの景観の話をよく聞いてきたが、初めて晴れた大菩薩連嶺を歩いて、そのわけが分かった。
なるほど素晴らしい景観が西の方角に広がっている。
ただ、残念なことは、大菩薩連嶺から見られる南アルプスの景観は、中央アルプスの空木岳や木曽駒ヶ岳、あるいは八ヶ岳から見られる南アルプスの姿とそれほどの違いが無いので、感動は薄い。
ロープウェーで登れる木曽駒は別として、空木岳や八ヶ岳に登るのに比べれば、大菩薩連嶺に登る方が遙かに労力は少なくて済むので、それでいて中央アルプスや八ヶ岳の山頂と同等の景観が得られるのだから人気の高いのは分かる様な気がする。

大菩薩峠から湯ノ沢峠までの稜線は、おおむね1900mの標高を保って南北に延びていて、高低差はあまりなく歩きやすい道となっている。稜線全体は針葉樹のシラビソに覆われているが、ところどころは笹の原となっていて眺望がある。
見物は富士山だ。
稜線の向きによっては正面に富士山を見ながら歩くことが出来る。

湯ノ沢峠に下る道は白ザレた崩落箇所の西側の通るやや危険を感じる道だったが、今年迂回路が設けられていた。
笹藪を刈り払って作った道で、まだ出来て間もないために、笹の幹が地中から伸びていて足に絡んで大変に歩きにくい。何度も転びそうになったが、万一転ぶと、着られた笹の茎が体に突き刺さりそうで怖かった。まだ白ザレの道の方が危険性は少ないだろう。

湯ノ沢峠に着くと、駐車場は半分ほどが車中泊の車ですでに埋まっていた、さすがに三連休の中日と思った。

地図

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