第1日目 上高地-新中尾峠-焼岳往復-西穂山荘

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行程

地名到達時刻所要時間
上高地10時55分
田代橋(西穂登山口)11時12分17分17分
新中尾峠(焼岳小屋)12時57分105分1時間45分
焼岳(北峰)13時49分52分52分
新中尾峠(焼岳小屋)14時30分41分41分
西穂山荘17時11分161分2時間41分
一日の歩行時間
6時間16分
日付:2013/09/10

山行記

9月平日の上高地

上高地バスターミナルから登山口までの道はややこしい。観光客向けの遊歩道が幾筋も設けられていて道順が複雑になっている。重い荷物を背負って道に迷ってもつまらないので、多少距離はあるが梓川沿いの歩道を歩くことにした。

梓川沿いの道に出ると、正面やや右に穂高岳の頂が見えた。掲示板を見ると、左から西穂高岳、奥穂高岳、前穂高岳と書かれている。これから登る山の頂を、登山開始の時に見られるのは山登りのこたえられない愉悦なのだが、登山口から山頂から山肌が一望できる山は、実際にはそれほど無い。

さすがに人気の上高地だ。オフシーズンの9月、それも平日なのに遊歩道には観光客があふれている。穂高連峰と梓川の景観を取りに来る人が多いらしく、デジタル一眼カメラを持っている一が目立った。

上高地の梓川を見るのはこれが二回目だが、渓流と言うよりは清流と言った方が正しそうだ。広い川幅と大きな水量は渓流とは言えないだろう。
上流に治水ダムがないので雨水の制御ができないために、梓川は河川全体に堤防を設けるなどの加工を施してしまっている。これが著しく景観を損ねてしまっているのは残念だ。穂高岳と梓川の水の流れが作り出す景観と、河川の左右を覆っている唐松の自然林が素晴らしいので、人工の堤防が惜しまれる。

焼岳登山道

梓川沿いを田代橋まで歩いて対岸に渡ると門構え風の西穂高岳の登山口が現れる。ここから左に折れて焼岳登山口に向かうが、焼岳登山口までは車道歩きとなる。治山や営林の作業用の道路だが、路面を見ると頻繁に車が通っていることが分かる。このときも後ろからバンが一台追い抜いていった。

焼岳登山道の登り始めはなだらかな勾配の道で、木の根に躓きながら歩く。1時間ほど歩くと、勾配はきつくなって行く。この頃、昼前後だが、下山者数組とすれ違う。上高地-焼岳の日帰り登山者だろう。
日本百名山の深田久弥は、上高地の観光も良いがせめて焼岳にでも登れば、と書いているが、この道を観光客が上るのは無理の様だ。

標高が2000mを超える辺りで森林限界を超える。ハイマツと灌木に覆われた山肌を登って行く。以外に岩場のある道で、数カ所、ハシゴがかけられていた。

焼岳小屋は相変わらず泥濘の上に立っていた。入口の地面が泥なのだが、木道を敷設したり泥濘の元になる水を排水したりと言うことは無理としても、丸木を敷く位はしたほうが良さそうだ。山小屋そのものは雰囲気が好もしく、働いている人たちも素敵なので、なおさら惜しまれる。

焼岳

新中尾峠から焼岳に登るのに小さなピークを一つ越えるのだが、この小ピークに噴気口が幾つもある。以前、焼岳に登ったあとにここで休憩を取っていたら突然硫黄の臭いがして驚いたことがある。
活火山では、噴気の量と風向き次第で、人が簡単にガスに巻かれることがあるので、注意が必要だが、噴気口がある辺りに、注意を促す案内板が立っていると親切だろう。

新中尾峠に登るまでは晴れていて山容が見えていた焼岳だったが、小ピークを越えて中尾峠に達する頃に曇り空となり焼岳も雲に隠れてしまった。
雲の中を歩く登山はつまらない。
早々に焼岳を往復して焼岳小屋のベンチで休憩を取る。

新中尾峠-西穂山荘の道

新中尾峠から西穂山荘までの道は、記憶ではなだらかな登り道で楽だったのだが、久しぶりに歩いて見ると、以外に登り下りの多い道で、しかも勾配は記憶よりも厳しい。
景観のアクセントとなっていた池は、今年は雨量が少ないのか、一つを除いて涸れてしまっていた。

稜線を覆っている樹林は、オオシラビソが主でコメツガとトウヒが混じっている様だ。時々、樹林が切れて足元の上高地が見られるのが良い。
この道は、樹林の中の単調な道で、これと言った印象の無いままに西穂山荘にたどり着いた。

西穂山荘のテント設営料金は500円、水は1L200円。北アルプスの標準的な金額だ。
テントの設営を終え、翌日の準備を終えた頃に日没の時間となった。夕日は笠ヶ岳の左に沈んで行く。空を雲が覆っていたが、たまたま日の沈む方角だけ雲が晴れた様だった。夕日に照らされる山岳展望というのは何度見ても良い。

地図

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