第2日目 清水峠-谷川岳-万太郎山

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行程

地名到達時刻所要時間
清水峠06時54分
蓬峠08時34分100分1時間40分
武能岳09時32分58分58分
茂倉岳11時05分93分1時間33分
谷川岳(オキノ耳)12時29分84分1時間24分
肩ノ小屋12時44分15分15分
オジカ沢ノ頭13時39分55分55分
万太郎山15時38分119分1時間59分
越路避難小屋16時10分32分32分
一日の歩行時間
9時間16分
日付:2013/07/14

山行記

七ツ小屋山と蓬峠

早朝、午前5時頃は雨が降っていました。
いつもの山旅なら午前5時前後には出発をするのですが、この日の目的地はそれほどの時間がかからないことがが分かっていたので、出発時刻を遅らせます。
人によって異なるのでしょうが、わたしは目的地への早着が苦手で、早く着くくらいなら出発時刻を遅らせて遅く着いた方が、着いたあとの時間のつぶし方が上手く行きます。
6時頃に雨が上がったので出発準備をしました。

清水峠から七ツ小屋山までは腰から胸の高さまである笹藪で覆われています。刈り払いはされていないので、道が笹に隠れて見えません。雨でぬかるんでいるので、何度も滑って転びかけました。

七ツ小屋山は稜線上の一突起で、標柱が立っていなければ気づかなかったでしょう。
ピークを越えると笹藪が少しおとなしくなってきて、丈が膝の上くらいまで低くなりました。雨は上がっているものの、朝までの雨が葉に溜まっているので、カッパを身につけて歩かないとぐっしょりと濡れてしまいます。
七ツ小屋山から蓬峠の道は、ニッコウキスゲが多く花を咲かせていました。

蓬峠から土合に下る道のスノーブリッジが崩落してしまって通れなくなったらしく、引き返してきた登山者のグループがいました。
蓬ヒュッテで水を補給して先に進みます。午前8時34分、気温は15℃でした。

茂倉岳

谷川連峰縦走の山場が蓬峠からオキノ耳、トマの耳にかけてなのですが、この日はあいにくの曇天で、しかも深いガスがかかって視界は100mほどしかありません。したがって、景観は全く楽しめませんでした。

武能岳は「山毛欅生い岳」の転訛という説もありますが、歩いた限りではブナの木が茂る様なピークではありません。森林限界を越えていて笹で覆われていました。「山毛欅の生い茂る沢」の源頭に位置しているのかもしれません。
蓬峠から武能岳までは印象の薄い坂道でしたので、武能岳は稜線上の一突起くらいに思っていたのですが、武能岳を越え、茂倉岳にかかるときにたまたまガスが晴れて振り返ると武能岳が見えたのですが、なかなか立派な山でした。

武能岳と茂倉岳の鞍部に雪田があって、この雪田がもう少し大きければ、この日の様にガスがかかっていて視界が100mほどしか効かなければ、道を見失う可能性がありました。
晴天の日に青空の下で歩く雪田ほど気持ちの良いものも少ないですが、視界の全くない悪天の日に歩く雪田は怖いものです。

昨年の秋(2012/10/23)以来の茂倉岳です。先着者が二人いて会話が聞こえてきますが、ガスで容易に人が見えませんでした。

谷川岳

清水峠から茂倉岳までは数組、10名ほどの登山者とすれ違っていましたが、茂倉岳から谷川岳まではさすがに歩く人が多くなります。100名くらいとすれ違ったのでは無いでしょうか。

茂倉岳から谷川岳までの稜線の道は、高低差はほとんどないのですが、岩の露出の多いところです。雨で岩の表面が濡れていて、大変に滑りやすくなっていました。
このルートを歩く人の多いことは、岩の角が全て靴に踏まれて摩耗して丸くなっていることで分かります。岩の表面がすべすべしているので、余計に滑りやすくなっていました。クサリ場が二か所あるのですが、通常、クサリ場のクサリは使用しないのが、このときは岩が滑るのでクサリを使わなければ登る事が出来ませんでした。

オキノ耳に10名ほど、トマの耳に20名ほどの登山者がいて、その混雑を見て谷川岳に来たと、実感しました。
しかし、肩ノ小屋まで降りてきて驚きました。多くの登山者が小屋の周りで休憩を取っていて、登山道をまっすぐ歩くことすら出来ない状態です。小屋の周りの空き地に腰掛けて休んでいるのですが、人数が多すぎて登山道にまであふれて休憩を取っていました。
当然ですが、トイレにも行列が出来ていました。

万太郎山

谷川岳の肩ノ小屋から西に折れ万太郎山に向かう稜線の道に入ると、人の気配が無くなります。
連休の中日というのにこのルートを歩く人はいないようです。僅かに、高校生とそれを引率する先生の10名ほどのグループとすれ違っただけでした。
歩いて見ても、登山者が頻繁に踏み固めているという道でないことが分かります。

中ゴー尾根の分岐から先は、岩場が点在しています。ところによってはクサリが垂れています。
稜線は痩せています。樹木は無く、腰ほどの丈の灌木と笹ばかりが見られます。

オジカ沢ノ頭避難小屋はトタンを円筒形に丸めた構造物で、中にすのこが三枚敷かれていました。
三枚の内の左右の二枚は斜めに傾いていたので、安心して泊まれる人数は一名、無理をして三名と言ったところでしょうか。
すこしさきにある、大障子避難小屋はオジカ沢ノ頭避難小屋よりはずいぶんと良く、四名ほどが安心して寝泊まりできそうです。

万太郎山の山頂で、多少ガスが晴れ、南西の方角が見渡せました。ナイフの刃の様な鋭い尾根が延びています。
地図で見る限りでは、登山道は毛渡乗越まで一途の下りなのですが、視界に入る尾根はなかなか立派な姿をしていて、高さも十分にあります。この尾根は、道は無く、東俣ノ頭に連なる稜線でした。

東俣ノ頭のピークの手前で右に折れ、下ります。
笹藪が道を覆う急坂道で、雨でぬかるんだ地面にスベリながら下って行くと、ようやくに越路避難小屋にたどり着きました。

小さな小屋で、三名が泊まるといっぱいという避難小屋です。
午後4時過ぎに到着して、後から人が来るかもしれないので午後7時過ぎまで起きていたのですが、人は来なかったので寝入りました。
ところが、午後9時過ぎに二名の登山者が入ってきたので目を覚ましました。あまり良い道では無いこの稜線を、雨交じりの暗夜に歩いてこの小屋にたどり着くとは凄いものです。英語を話していたのでアメリカ人かと思ったのですが、アメリカ人にしては小声で会話をしたり物音を極力立てない様に気を配ってくれたりしていたので、オーストラリアかニュージーランドの人かと思ったりしました。

地図

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