第6日目 爺ヶ岳-鹿島槍ヶ岳-八峰キレット-五竜岳-五竜山荘

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行程

地名到達時刻所要時間
種池山荘04時37分
爺ヶ岳05時23分46分46分
冷池山荘06時50分87分1時間27分
鹿島槍ヶ岳(南峰)09時04分134分2時間14分
鹿島槍ヶ岳(北峰)09時42分38分38分
キレット小屋10時55分73分1時間13分
口沢のコル12時05分70分1時間10分
五竜岳14時43分158分2時間38分
五竜山荘15時33分50分50分
一日の歩行時間
10時間56分
日付:2012/09/20

山行記

爺ヶ岳

出来れば、この日のうちに唐松岳まで足を伸ばしたかったので、午前4時半に出発をしました。
日の出前で、辺りは真っ暗です。
道を進むと、正面に爺ヶ岳の黒い影がそびえ、その上に明けの明星が輝いていました。

9月も20日となると日の出前となると一番に冷え込む時間なので指先の感覚がなくなる様な寒さです。
爺ヶ岳は3つの峰を持っていますが、一番手前にある南峰は三角形の美しい姿をしています。この南峰の頂に着く頃に漸く東の空が白み始めました。

南峰は種池山荘の宿泊客がご来迎を見るために登って来て煩いので素通りをして、一つ北の中峰に登ります。爺ヶ岳の最高峰でもあります。
中峰は鹿島槍ヶ岳と見るには良い位置です。ここで日の出を迎えました。5時46分です。

鹿島槍ヶ岳

種池山荘から爺ヶ岳にかけての稜線から見る鹿島槍ヶ岳は、釣り尾根の下の岸壁が大きく見えすぎてしまい、やや間延びした印象です。NHKの日本の名峰という番組で、日本一の眺望の縦走路と紹介されていたのですが、受ける印象は人それぞれに違うようです。

爺ヶ岳から鞍部の冷乗越までかなりの高度を下げて行きます。
下りきる手前で、冷池小屋の宿泊客のグループとすれ違いました。昨夜の冷池小屋の泊まり客はこの一群だけだったようです。小屋の前を通り過ぎたとき、スタッフが一団で朝食を採っていましたから、もう泊まり客は居なかったようです。

冷池小屋を過ぎて布引山にかかると、ガスが東の沢の底から湧いてきて、稜線の上に流れてきます。鹿島槍ヶ岳はほぼ全体をガスに隠されてしまい、山容は見えなくなりました。
冷池小屋から鹿島槍ヶ岳までは、昨年に歩いた時に景観を十分に見ているので、ガスがかかってもあきらめがつきました。

爺ヶ岳から見たときには、布引山は稜線状の一突起であることがはっきりと見て取れたので魅力を感じなかったのですが、登り始めると正面に三角錐の布引山が立ちはだかっていて、それはそれでなかなか立派な山に見えました。登りごたえもあります。

登山道は、布引山の5mほど下を通っているので、山頂は意識しないと踏まない様になっています。昨年歩いた時、鹿島槍ヶ岳の山頂で布引山の頂を「踏んだ踏んでいない」と議論をしているグループがありましたが、それはそういう理由があるからでした。

布引山で休憩をとったので、鹿島槍ヶ岳の南峰は素通りをして、釣り尾根を歩いて北峰に向かいます。
釣り尾根は痩せた岩峰で、若干の登り下りはありますが、性悪な岩場ではありません。7月8月の頃は残雪が多いようですが、9月も下旬となると残雪は東の斜面にわずかにあるだけです。

南峰北峰とも、ガスのために頂からの景観は楽しめませんでした。

八峰キレット

北アルプス縦走の難所の一つに数えられる八峰キレットですが、実際には大したことはありません。
鹿島槍ヶ岳の北峰から下って行くと、しばらくは岩の道を歩きますが、クサリ場が現れるのはキレットの直前です。岩が大きく切れ込んだ箇所の前後にクサリ場とハシゴがあるだけです。
北峰からキレット小屋までの所要時間は1時間ほどです。

キレット小屋の北の岩場にも若干のクサリ場があります。
小屋の前後にある岩場が一般には、難所と言われているようです。

五竜岳

八峰キレットから五竜岳まで、岩場が点在しています。登り下りの激しい道で、五竜岳の直下までほとんど標高は変わりません。2500m付近を行ったり来たりしています。
八峰キレットの岩場よりも、むしろこちらの岩場の方が難所でしょう。

鹿島槍ヶ岳から五竜岳まで縦走する場合、八峰キレットを越えてもすぐにこの難所があるので、この岩場も含めて「八峰キレットの難所」と言う印象が生まれているのかもしれません。

北尾根ノ頭を過ぎると五竜岳への本格的な登りが開始されます。五竜岳から南に派生した岩峰の岩壁を上る道で、一つの岸壁を上ると標高が100mから150mほど高くなりますが、岩の峰を越えると、その先にさらに高くそびえている岸壁が見えてくるのでがっかりする様な道です。
もちろん、足だけでは上れない道で、手を岩にかけよじって上ります。

登り疲れた頃に現れるのが山頂の手前の分岐の標識で、ここから五竜岳の山頂までは100mほどです。
五竜岳の山頂からは剱岳や立山が見えるはずですが、ガスはすぐ周りにある岩のピークすら隠していました。

五竜岳から五竜山荘までは、クサリ場が2カ所あるだけの容易な道です。
クサリ場も岩場になれた人ならクサリを使わずに下ることが出来ます。

たどり着いた五竜山荘には、すでにテントが一張りありました。
行動食は「なとりの柿の種」があるだけで、カロリーの高いクッキーなどはすでに無くなっていました。
着いたのが午後3時半と中途半端でした。午後3時までに着いていれば唐松頂上山荘まで行くことも選択できたのですが、それも無理なので、この日は五竜山荘のテント場に泊まることになりました。

地図

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