第4日目 五色平-ザラ峠-獅子岳-雄山-別山-剣沢

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行程

地名到達時刻所要時間
五色平05時52分
ザラ峠06時29分37分37分
獅子岳07時47分78分1時間18分
一ノ越10時00分133分2時間13分
雄山10時41分41分41分
別山13時10分149分2時間29分
別山北峰13時18分8分8分
剣沢14時32分74分1時間14分
一日の歩行時間
8時間40分
日付:2011/09/29

山行記

五色ヶ原の朝

日の出と共に歩き出します。雲がほとんど見えない快晴、一日天候は晴れでした。
朝焼けの五色ヶ原は格別に美しくオレンジ色に染まった野の原が、太陽の昇るのと共に広がってゆく様は格別です。
霜が降りて木道が滑り歩くのに難渋をするという心配は無用で、気温は0℃まで下がりましたが霜は降りませんでした。
歩き始めるとすぐにザラ峠です。

ザラ峠

戦国時代、織田信長の武将だった佐々成政ですが、本能寺の変の後、羽柴秀吉と徳川家康が戦った時に、越中国主として羽柴秀吉と対立をしていました。

旧暦の11月中旬、現代なら12月下旬に越中を発し、常願寺川を遡り、ザラ峠を越え、いったん黒部峡谷に下り、鉢ノ木峠を越えて信州諏訪に抜けました。
浜松にいる徳川家康と戦略的な提携を結ぼうと言うのが目的です。しかし、浜松に着いた時には徳川家康は羽柴秀吉と和睦を結んだ後だったので、佐々成政はむなしく越中に帰りました。

通った道はサラサラ越えの剣と伝えられているので、ザラ峠を越えたというのが定説となっていますが、立山の室堂から東に広がる内蔵助カールを越えたとも、スゴ乗越を越えたとも言われています。
ただ、地図を見た限りでは常願寺川からスゴ乗越を通ったと見るのが自然です。実際にスゴ乗越、ザラ峠、内蔵助カールの上辺を歩いてみた限りでも、ザラ峠が最も越えやすい様に思えました。
内蔵助カールは傾斜が急で大粒の石が敷き詰められているので、人が越えるのは困難と思います。
スゴ乗越は峠らしい景観をしていて、古人が通ったとしても不自然ではないのですが、それでもザラ峠に比べると、傾斜がきついので、取捨選択をすれば、ザラ峠となるでしょう。

獅子岳と鬼岳

ザラ峠の北の岩だらけの山が獅子岳、その北にあるのが鬼岳です。
獅子岳は頂上を通りますが、鬼岳は巻道が東面を通っています。
獅子岳はハシゴがある岩山で、登るのはなかなか大変です。しかし頂上から正面には立山の雄山が鬼岳越しに見られます。ふり返って南を見ると、薬師岳、黒部五郎岳が見えます。

鬼岳にはいったん降ってから岩場を登ります。頂上は東側に巻きますが、登り道は楽ではありません。鬼岳の東面を越えると立山に向かって急峻なジグザグの登り坂となります。

雄山

一ノ越に出ると、雄山まで一途の登りです。室堂からの道と合流するので、登山者がぐっと増えます。と言うか、五色ヶ原から一ノ越まで4時間程歩いて出会った人が数名でした。

一ノ越から雄山岩の間をジグザグに切って登る道が付けられていますが、人が多くてしかも遅く渋滞しかけています。この調子だと、足だけで登るよりも手足を使った方が早いので、コースをそれない程度に直登をします。
高度が上がるに従い、室堂の盆地が山の斜面から見えてきます。

山頂の最高所に登るのには500円が必要というので、業腹がたつので登らずに縦走路を進みます。もっとも立山は有史以来の古い社なので、その神域を歩いているのだから、料金を払う方が当たり前なのかも知れません。男体山の様に登山口で徴収されたら気にもしないで払ったでしょう。

立山

雄山から大汝、別山に向かいます。大汝の辺りは室堂側の斜面を通り、富士ノ折立を過ぎると稜線の上の道を歩く様になり、右手の内蔵助カールがよく見えます。
かなりきつい登り下りがあります。

雄山にあれだけいた登山者もこの辺りまで来ると数分の一に減ります。大半は雄山と室堂を往復するだけのようです。

別山に登ると、正面に剣岳がどんと座っています。
ただ、北峰の尾根が邪魔をして全景が見えません。北峰まで移動をすると剣岳や後立山連峰の山はよく見えます。

雄山でも長い休憩を取ったのですが、剣沢に早く着きすぎるので、別山でも30分ほどの休憩を取りました。長い休憩が取れるだけの眺望があります。

剣沢

剣沢のテント場の受付は終了していました。9月も末日となるとシーズンオフと言うことでしょう。水場はホースで残雪から引かれていますが、他所と同様に煮沸して飲んでくれと書いてあります。ここ数年、あちこちの水が突然飲めなくなっています。本種では大腸菌がどうとか北海道ではエキノコックスがどうとか言われていますが、役所の独断で決めた基準で飲めなくなっているとしか思えません。

圏谷底のキャンプ場というのはなかなかありません。
圏谷の開いている方角に剣岳が聳えています。日が傾いてくるに従い、オレンジ色に染まって行きます。午後4時を廻る頃には圏谷壁や剣岳には日が当たっていますが、底にある剣沢は影になって薄暗くなります。

夜半に天候が崩れ、雨が降り風が吹き出しました。
これまでに経験の無いほどの強風で、午前0時頃にテントを固定しているロープを確認したところ、数本が弛んでいました。風の強さに石が負けたようです。固定し直しました。このおかげで翌朝までテントは崩壊せずに持ちました。

地図

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