第1日目 扇沢-爺ヶ岳-冷池小屋

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行程

地名到達時刻所要時間
扇沢07時25分
登山口07時39分14分14分
種池10時51分192分3時間12分
爺ヶ岳中峰12時27分96分1時間36分
冷池小屋13時55分88分1時間28分
一日の歩行時間
6時間30分
日付:2011/09/17

山行記

扇沢バスターミナル

払暁、まだ真っ暗な扇沢バスターミナルは夜行バスで東西からやってきた登山者やハイカーであふれています。ターミナルの建物はまだ閉じていますが、駐車場に面した屋外のスペースに人がいます。

昨夜、新宿発の夜行バスに乗って午前4時に扇沢バスターミナルに着いたのですが、真っ暗な上に雨が降っていたので歩き出す気は起きませんでした。最も、初日は扇沢から半日ほどでたどり着ける冷池小屋まで歩けば良いので、あまり早く出発しても意味がありません。日が昇って明るくなるまで柱の影で仮眠を取ることにしました。
午前7時頃に目を開けると、あれだけ居た人がほとんどいなくなっていました。「あの雨の中を暗いうちに出発したのだろうか?」といぶかしんでいると、そうではなく、トロバスで立山のある室堂に向かったのでした。立山へは黒部五郎岳、薬師岳を経て立山連峰を縦走して訪れる計画を立てていたからだと思いますが、扇沢から簡単に立山に行くことが出来ると言うことは、うかつにも忘れていました。
扇沢のお店の朝は早く、7時半前に出発をしたのですが、その時刻には、もうお店の大半が開いていて、歩き始めたわたしに朝の挨拶をしてくれました。ほとんど眠れなかった夜行バスの疲れと、着いてからの雨で憂鬱な気分になっていたのですが、お店の人に笑顔で挨拶を受けているうちに晴れ晴れとした気持ちになりました。

短い車道歩き

地図では登山口までちょっとした距離があったので、30分ほど歩くと覚悟していたのですが、15分ほどで着いてしまいました。
扇沢には巨大な駐車場が幾つかあります。全部が無料ではない様で、扇沢バスターミナルの直下の舗装された区画は有料で、やや下ったところにある未舗装の市営駐車場が無料のようです。
扇沢の入山口の周辺にも駐車場があり、こちらはすでに車があふれていて、入りきれない車が路上に駐車をしていました。いやいや、ひょっとすると登山口に少しでも近いところに止めようと、路上駐車をしたのかも知れません。登山口にも何台か車が突っ込んでありました。

柏原新道

扇沢から尾根に取り付くまでは急坂ですが、尾根の中腹を歩き始めると勾配は緩やかとなります。坂や沢にいちいち名前が付けられていますが、ちょっと煩わしいです。唯一、アザミ沢と標柱が立っている沢は、なまえの通りにアザミが満開で、これだけの数のアザミの花が咲く沢も珍しいでしょう。

途中、上段みたいなクサリ場を経て、種池小屋に至ります。
この日は雲で何も見えませんでしたが、翌日、鹿島槍ヶ岳の頂から種池小屋を見ると、小屋からの視界を遮るものが無いので、眺望はさぞ良いだろうと想像できました。

種池小屋から先は森林限界を越えた稜線歩きです。
爺ヶ岳南峰と中峰は登山道から少しだけ往復しなければならないので登る人は半数もいません。この辺りは雷鳥が多いのか、中峰の頂で霧の中のライチョウを見ました。鳥というのは雨の日は不活発であまり姿を見ないものなのですが、ライチョウは雷がなる時によく見かけられたので雷鳥の文字が宛てられたと言われますが、飛ぶことが少ないので雨でも平気なのかも知れません。この後の暴風雨の白馬岳山頂でも見かけました。

爺ヶ岳の南峰と中峰は登りましたが、北峰は入口に気がつかなかったので登りませんでした。冷池小屋には早く着いたので、登る時間は十分にあったので惜しいことをしました。
もっともテントを張り終えたとたんに土砂降りとなったので、土砂降りに降られないためには良かったです。

冷池小屋

小屋の前に小さな池があり、これが冷池の様です。オタマジャクシが沢山泳いでいたのが印象に残っています。こんなに沢山オタマがいて食べ物は十分なのだろうかと心配したのですが、オタマのうちは水藻をたべることを思い出して、草食なら食べ物も十分かと納得しました。
蛙の様に虫などを食べる肉食だと、小さな池で成長できるオタマは数匹でしょう。

午後2時頃にテントを張るのは間の抜けた気がするのですが、この先は五竜山荘までテント場が無いのでやむを得ません。テントを張り終えて土砂降りがありましたが、午後5時頃には上がり、低く垂れ込めていた雲も晴れました。雲は三層だった様で、眼下に雲海、頭上にも高層の雲がありますが、剣岳と明日登る鹿島槍ヶ岳がよく見えました。この日、唯一の山岳眺望です。

地図

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