第5日目 大日小屋-小川山-居倉中宿

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行程

地名到達時刻所要時間
大日小屋05時39分
大日岩分岐06時23分44分44分
小川山10時20分237分3時間57分
金峰山荘13時25分185分3時間5分
居倉中宿バス停16時17分172分2時間52分
一日の歩行時間
10時間38分
日付:2011/05/23

山行記

大日岳

大日小屋から大日岳までの岩の登り道は、昨夕降って来たときに感じた以上に厳しい登り道です。稜線の分岐にたどり着いた時にほっとして思わず休んでいました。
大日岳は地図には大日岩と描かれている大岩の連なりで、登山ルートは岩の頂上付近を巻く様に着いています。ところがマーカーを見失って岩に直登してしまいました。さんざんに迷って1時間も経過した頃に巻道を見つけました。迷ったおかげで見られたのが岩の上からの大展望。雲が漂っていたので全景が見られたわけではないのですが、巻道よりも高い位置からの景観はなかなかのもの。面白かったのは大岩のくぐりです。直径10mはありそうな大岩の下に人一人がやっと通れる空間があったのでくぐってみたら先が展望台の様になっていました。これも迷ったおかげです。

八丁平

大日岳の岩を過ぎると大日小屋に下る道との分岐があります。昨夕と今朝で1往復していますが、大日小屋と稜線の間の道に分岐は見あたりませんでした。下ってみると踏み跡も見失うくらいの道で、登山道との分岐に道標や目印もありません。
小川山から縦走してきた登山者が大日岩を経ないで大日小屋に下るための道と言えそうです。
八丁平に出ると、ここにも幾つかの分岐があります。道標を読んでみると、みずがき山荘へ抜けそうな道もあれば、金峰山荘に抜ける道もありました。迷路ほどではありませんが、道が錯綜しているみたいです。

小川山までの稜線の道

朝から小雨が降ったりやんだりしています。気温も上がりませんが、幸いこの辺りは標高が昨日よりは低いので、昨日ほどの寒さは感じないで済みました。
稜線は鬱蒼とした樹林帯です。あるく人も少ないと見えて、道が消え入りそうになっている箇所もありました。歩いていて小川山にたどり着けるのか不安になってきます。

小川山

小川山にはなんの盛り上がりもなく着いてしまいました。だらだらした長い登りがあるのですが、樹林で遮られているので視界が開けるわけでもないのです。山頂も木で囲まれていて何も見えません。
ここで休憩を取りながら先に進む道を地図で読んでいるときに気がついたのですが、小川山から金峰山荘へ下る道の入口が複数ある様に見えます。後からふり返ると山頂から東南東に下る道が本道だったのですが、この道は枯れ枝で通せんぼうがしてあります。山頂の北にピンク色のマーカーが見えたので、てっきりこれが本道と思ってしまいました。マーカーの先を北に下ると踏み跡と2つめのマーカーが見つかったので疑いませんでしたが、100mも下ると道が無くなりました。

岩場までの道

小川山の山頂を巻く様に北から東に歩いて行くと踏み跡が見つかりました。これを登ってゆくと枯れ枝で通せんぼうをしてあった山頂にでます。道がはっきりしたので下りにかかります。ところどころ分岐があり、どちらも踏み跡ほどの道なので本道がどちらか迷います。磁石で方向を確かめて、それを頼りに分岐した道を選びます。標高が2300mを切る辺りから道がはっきりとしてきました。

岩場歩き

地図をよく見てみると標高2000m付近に岩場があります。
考えていたよりも大きな岩場で、数十メートルの崖の上の岩を飛び跳ねて渡る箇所もあります。なるほど岩場歩きは体力気力が充実していないと危険だと理解できました。これまで両神山八丁峠、石鎚山の鎖場、西穂奥穂縦走、穂高大キレットと岩場を歩いてきましたが、危険とか恐怖は感じなかったのですが、たいしたことのないここの岩場がとても怖いものに感じました。5日間の山歩きの最後の日で心身ともに疲れていたことと、小川山を過ぎれば梓川まで下りで一歩きと思っていたから気持ちが緩んでしまったのだと思います。
ここでこの日初めて登山者を見ました。すれ違いで小川山に登る登山者です。

川上村の道

岩場を終えてから金峰山荘までがとても長く感じました。
金峰山荘の前の東屋で長い休憩。5日ぶりに下界に帰ってきました。ふり返ってみると1週間にも10日にも感じられる長い山旅でした。
また強くなってきた雨の中の車道を歩いて行き、下の川端下(かわはげ)のバス停に着くと、100mほど先をバスが走って行ってしまいました。次のバスまで2時間近くあります。のども渇きお腹もすいていたのでお店があるところまで歩くことにしました。これが長かった。民家は点在していますがお店はありません。小1時間ほど歩いて千曲川を渡ったところにようやく見つけました。

登山者は珍しい?

ここまで歩いて気がついたのは、川上村でも梓川以外の地区では歩いている登山者が珍しいという事です。すれ違う自転車や追い越してゆく自動車に乗っている人がみんなこちらを見ています。土砂降りの中、大きなザックを背負っていたから余計に珍しかったのでしょう。なかには駅まで送ってあげると申し出てくれる人もいました。
お店で買った柿の種を食べ炭酸飲料を飲んでいるうちにバスがやってきました。

小海線

小海線に乗っていると山旅を終えたという実感が湧いてきます。この路線は山岳鉄道の雰囲気が多少感じられます。野辺地、清里と進んでゆくと徐々に山深さ消え、観光地じみてきますが、駅前のペンションや土産物屋のほとんどが閉鎖されているのが寂しいです。小淵沢の駅で中央線に乗り換えると山旅の余韻は無くなり、世間の暮らしがそこにありました。

地図

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