第1日目 鴛泊-長官山-利尻山(往復)

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行程

地名到達時刻所要時間
北麓野営場登山口05時22分
長官山07時31分129分2時間9分
利尻山08時47分76分1時間16分
利尻山(休憩)09時03分16分16分
北麓野営場登山口11時41分158分2時間38分
一日の歩行時間
6時間19分
日付:2010/09/12

山行記

鴛泊

夕方まで礼文島で遊んでから、最終便で利尻島に渡りました。
利尻島には飛行場がありますが、生活に密着しているのはフェリーのようです。
セイコーマートの配達便が一緒のフェリーに乗っていました。

セイコーマートと言えば、利尻島には2店舗あります。
鴛泊と沓形です。
どちらも登山口に当たっているので、テントで前泊、後泊する登山者には重宝するはずです。

鴛泊から自転車にとっては長い上り坂を登って、北麓野営場にたどり着き、テント泊の受付を済ませます。
北麓野営場が利尻山の鴛泊登山口を兼ねていて、入山届けもここに出します。

長官山

テントを出た先が登山道です。
入山届けを済ませてから、水筒にたっぷりと水を詰めて登りにかかります。
途中に水場は無い山です。

歩き始めると、すぐに四合目の標識が現れます。
ここが四合目と言うことは、海岸の鴛泊が一合目に当たるようです。
野営場の周りや、四合目の辺りの樹相はトドマツが多くみられます。

四合目を過ぎると笹藪となり、幹の太い木はダケカンバが多くなります。
日本海に浮かんでいる島の上に高山なので、雪が多いのでしょう、根の曲がったダケカンバばかりです。

五合目を越えるとハイマツ帯となり、北の方角に眺望が得られます。
ポン山の向こうに鴛泊の港と市街があります。その先に、海峡を隔てて礼文島が浮かんで見えます。山頂からの景観よりも、五合目から長官山にかけてからの景観の方が良さそうに思えます。
七合目の手前に携帯トイレを使用するための小さな箱状の建物が建っています。

長官山は、昭和8年8月に北海道庁の長官がここまで登ってきたことに由来するそうです。
記念碑が立っていて、それには「佐上信一」と達筆で彫られています。
戦前の知事や北海道庁長官は官選でしたので、内務省から官僚が派遣されていました。佐上信一もその一人です。様々な面白いエピソードのある人なので、慕われていたのでしょう。それで、長官山と名前を付けられた様に思います。

長官山から、この登山道では初めて利尻山の山頂から山裾までの全貌がみられます。
眼下には鴛泊の港や礼文島も見えます。
ここから約15分登ったところに避難小屋があります。携帯トイレ専用ブースが併設されています。

利尻山

利尻山は厳しい自然環境にさらされているために、風化を起こしています。
特に、人の歩く登山道の浸食が激しいようです。
長官山から先の登山道では、階段や土留めの設置が大規模に行われていました。

土留め処置と行っていない斜面では、登山道の土砂が雨水で押し流されてしまい、人の背丈よりも深い溝に彫られている箇所もあります。
自然の保護には、登らないようにすればよいのですが、それでは地元にお金が落ちなくなります。また、自然に触れられなければ、なぜ自然を保護しなければならないかが分かりにくくなってしまいます。
兼ね合いの難しいところです。

利尻山の頂は、双耳峰でした。
利尻岳南峰という岩峰が、山頂のすぐ先に見えていて、踏み跡もはっきりと付けられていますが、南峰への登山は禁止されている様です。登山道の崩落の危険性があるからと言うことでした。
南峰の標高は1721mで、北峰の1718mよりも3m高いです。
南峰のすぐ横にローソク岩が立っています。

海の上は雲の多い日でしたが、利尻山は雲を突き抜けていて、青空の下にそびえていました。
360度の眺望があるのですが、ここから見える風景と高度差がありすぎるのか、見える景観が全て抽象的に感じました。

下山

下山は午後2時前後を予定していたのですが、昼前に北麓野営場に着いてしまいました。
このまま、フェリーで稚内に発つのももったいないので、利尻島を自転車で散策することにしました。

北麓野営場のすぐ下に無料の足湯があります。
この足湯のある敷地には温泉プールが設けられていました。
足湯につかった後、利尻自転車線を沓形に向けて、時間の許す限り走ってみました。

自転車道は、左に今上ってきた利尻山が見え、右には昨日訪れた礼文島が見えました。
礼文島は、山頂から俯瞰するよりも、こうして海岸から見る方が良いように思えます。

地図

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